Gmailの特徴と魅力

あらゆる人に向けてGmailををおすすめする理由は、簡潔にはすぐに説明しきれない。これは単にGmailの魅力が語りつくせないという過剰な比喩ではなく、Gmailに実用性の高い新機能が随時、追加搭載されていることによる。 例えば、現在は内蔵されたチャット機能もかつては別の独立したツールだったGoogleレンダーとのシームレスな関係も2006 年の終盤になって追加されたばかりの機能である かような新機能の追加が日進月歩で行われているのもGmailの大きな特徴だ。つまりGmailとは単なるWeb メールではなく、ユーザーがGoogleのサービスを利用する上でのセンターポイントとも言うべき中核を担っている点において、他社のポータルやWeb メールとの機能に比べ注目すべき新しさを兼ね備えている。搭載している機能のうちの10％も使用できていない人が一般的である。

会社名	サービス名	保存容量	添付ファイル容量
Google	Gmail	2.5GB	10MB
Yahoo！	Yahooメール	1.GB	20MB
Microsoft	Windows Live メール	250MB	10MB
楽天	infoseekメール	50MB	2MB
NTTレゾナント	gooメール	25MB	10MB

それぞれの項目を数字で比較すると、保存用量の大きさがGmailの大きな特徴であることがわかる。確かにそれは、初期Gmailが注目されるに至った魅力のひとつになる。ストレージの容量を気にせず使えるパフォーマンスは非常に魅力的。

最近では、Gmailに限らず、2GB に近い保存領域を無料で利用できることをアピールするWeb メールサービスは他社でも出始めている。 ではなぜ、Gmailに注目が集まっているのだろう。それは、Gmailの大容量に単なるWeb メールの容量で完結しない可能性が多分に秘めているからなのである。

その可能性こそがGmailの魅力になる。Gmailは、単にメールや添付ファイル保存の不安から開放されるだけではない。 Gmail持つ、メーラーとしてのみ機能させることを許さない、フレキシブルな操作性や編集機能という魅力を活用し始めれば、途端にGmailはネットストレージやオンラインのノートブックやックリップボードにも瞬時に豹変する。

他サービスとのシームレスな連携やユーザーの直感を刺激するコンストラクション性は、GmailがWeb 2.0 時代を席巻する台風の目であることを意味していると言って良い。

スレッド表示のメールを「検索」する楽しさ、新しさ、Gmailが従来のメーラーと同じように語れない重要な要素こそ、フォルダ管理ではなく、ラベル管理を採用したことだ。これまでのWeb メールにはあり得なかった「ラベル」や「スター」を駆使した直感的なインターフェイスに注目しよう。 ラベル管理のおかげで、必要なメールが混ざったフォルダを不用意に削除することがなくなったことも、実用性にかて大変重要なポイント。

また、Gmailには、無料Web メールサービスとは切っても切れない広告挿入もー味遣う。一般的な、広告文が送信する本文メッセージに勝手に挿入されることは決してなく、検索したメールのタイトルや本文の内容に関連した広告文が、受信トレイなどのインターフェイス上に掲載される仕組み。 ここもユーザーの使いが勝手を考慮しつくしたGmailならではである。